Japanese
English
症例
直腸癌術後異時性膵転移の1例
A case of resected metachronous pancreatic metastasis from rectal cancer
西田 洋児
1
,
平能 康充
2
,
服部 昌和
2
,
橋爪 泰夫
2
,
海崎 泰治
2
Y. Nishida
1
,
Y. Hirano
2
,
M. Hattori
2
,
Y. Hashizume
2
,
Y. Kaizaki
2
1金沢大学先進総合外科
2福井県立病院
キーワード:
大腸癌
,
転移性膵腫瘍
,
膵切除
Keyword:
大腸癌
,
転移性膵腫瘍
,
膵切除
pp.688-690
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_688
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はじめに 大腸癌の代表的な遠隔転移臓器は肝臓,肺であり膵臓への転移はまれとされ,膵転移に対して切除となった症例はさらに少ない.また原発性膵癌と大腸癌膵転移の鑑別診断は画像検査では困難であることが多い.今回われわれは,直腸癌術後の原発性膵癌と診断し外科的切除術を施行したが,術後の病理組織学的検査,免疫組織学的検査にて直腸癌膵転移と診断した1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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