Japanese
English
臨床報告
肺,膵異時性転移を切除した腎癌の1例
Pancreatic metastasis 14 years after nephrectomy for renal cell carcinoma
大野 玲
1
,
榎本 直記
1
,
谷口 和樹
1
,
上田 吉宏
1
,
石丸 神矢
1
,
石田 孝雄
1
Ryo OONO
1
1中野総合病院外科
キーワード:
腎癌
,
転移性膵腫瘍
Keyword:
腎癌
,
転移性膵腫瘍
pp.1425-1428
発行日 2008年10月20日
Published Date 2008/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102299
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はじめに
腎癌の膵転移は腎癌の1~2%に認められ,膵転移発症までの平均期間は約10年と長期にわたる1).他臓器に遠隔転移がない場合には切除によって長期生存が期待できるため,治療は手術が第一選択である.今回われわれは腎癌術後12年目に肺転移巣を切除し,さらに2年後に膵転移を認め切除した1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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