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特集 イラストで学ぶ解剖学的変異―外科手術アトラス
VII. 内臓逆位
4.内臓逆位の膵頭十二指腸切除における注意点と工夫
Pitfall of pancreaticoduodenectomy with situs inversus
垣内 慶彦
1
,
児島 亨
2
,
仁熊 健文
2
,
三村 哲重
2
,
藤原 俊義
3
Y. Kakiuchi
1
,
T. Kojima
2
,
T. Niguma
2
,
T. Mimura
2
,
T. Fujiwara
3
1岡山大学消化器外科
2岡山済生会総合病院
3岡山大学消化器外科
キーワード:
内臓逆位
,
膵頭十二指腸切除術
,
Kartagener症候群
Keyword:
内臓逆位
,
膵頭十二指腸切除術
,
Kartagener症候群
pp.587-590
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_587
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内臓逆位(situs inversus:SI)は,胸腹部の臓器が解剖学的に正常と比較して左右鏡面像を呈する先天性の形成異常である.この病態自体に病的意義はないとされるが,心血管系・肺奇形が多いとされ,手術を行うに際して注意を要することが多い.今回,SIを伴った膵頭十二指腸切除術(pancreatico duodenectomy:PD)を行う際の注意点と工夫を中心に,その特徴などを含めて解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018