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特集 イラストで学ぶ解剖学的変異―外科手術アトラス
VII. 内臓逆位
1.内臓逆位の上部消化管手術における注意点と工夫―腹腔鏡下手術を中心に
Laparoscopic surgery for gastric cancer with situs inversus
庄司 佳晃
1
,
布部 創也
1
,
比企 直樹
1
,
井田 智
1
,
熊谷 厚志
1
,
大橋 学
1
,
佐野 武
1
Y. Shoji
1
,
S. Nunobe
1
,
N. Hiki
1
,
S. Ida
1
,
K. Kumagai
1
,
M. Ohashi
1
,
T. Sano
1
1がん研有明病院消化器センター胃外科
キーワード:
内臓逆位
,
胃癌
,
腹腔鏡
Keyword:
内臓逆位
,
胃癌
,
腹腔鏡
pp.574-578
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_574
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内臓逆位症(以下,本疾患)は胸腔内・腹腔内臓器の一部または全部が左右逆転した先天性異常であり,心血管系,腸管,脾,胆道系などに合併奇形を伴いやすいとされている.また近年,悪性腫瘍との併存が注目されている.胃癌手術,特に腹腔鏡下手術に際しては術前の詳細な画像シュミレーションおよび手術中の解剖学的変異の把握・手術操作の工夫が必要となる.自験例をふまえ,その臨床的意義について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2018