Japanese
English
特集 進行消化器癌のconversion surgery
II. 各論
3.大腸癌
-3)局所進行直腸癌
Conversion surgery for initially unresectable rectal cancer
小西 毅
1
,
富永 哲郎
1
,
上野 雅資
1
,
福長 洋介
1
,
長山 聡
1
,
藤本 佳也
1
,
秋吉 高志
1
,
長嵜 寿矢
1
,
佐野 武
1
,
山口 俊晴
1
T. Konishi
1
,
T. Tominaga
1
,
M. Ueno
1
,
Y. Fukunaga
1
,
S. Nagayama
1
,
Y. Fujimoto
1
,
T. Akiyoshi
1
,
T. Nagasaki
1
,
T. Sano
1
,
T. Yamaguchi
1
1がん研有明病院消化器センター
キーワード:
直腸癌
,
化学放射線療法
,
術前治療
,
集学的治療
Keyword:
直腸癌
,
化学放射線療法
,
術前治療
,
集学的治療
pp.45-50
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_45
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局所進行直腸癌においてcircumferential radial margin (CRM)の確保はもっとも重要な局所根治因子であり,周囲臓器,骨盤壁への広範な浸潤を認める腫瘍は,根治切除が困難である.これに対し,術前化学放射線療法または放射線療法,さらに全身化学療法を含めた術前治療を行うことで,腫瘍が縮小し根治切除へ持ち込める場合がある.手術はしばしば周囲臓器合併切除を伴う高度侵襲手術となり,術後合併症発生率も高い.予後を考慮すると,全身化学療法を術前に行う戦略が妥当である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018