遺伝性大腸癌の診断と治療の進歩
家族性大腸腺腫症 大腸に対するサーベイランスと外科治療
上野 雅資
1
,
秋吉 高志
,
小西 毅
,
藤本 佳也
,
長山 聡
,
福長 洋介
,
長嵜 寿矢
,
山口 俊晴
,
武藤 徹一郎
1がん研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリポーシス-腺腫様
,
集団サーベイランス
,
腹腔鏡法
,
回腸嚢肛門吻合術
,
大腸切除
,
回腸直腸吻合術
Keyword:
Colonoscopy
,
Laparoscopy
,
Adenomatous Polyposis Coli
,
Population Surveillance
,
Proctocolectomy, Restorative
pp.441-445
発行日 2013年9月20日
Published Date 2013/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014036935
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サーベイランスの大腸内視鏡検査は,classical FAPは10代初めから,attenuated FAPは10代終わりから始めて,腺腫発見までは2年ごと,腺腫発生後は毎年施行すべきである.予防的大腸切除が必要な場合は,FAPの表現型,遺伝子型,年齢,挙児希望を考慮して,IRAまたはIPAAを選択する.近年,FAPに対する腹腔鏡IPAAの安全性や有効性が報告されている.
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