Japanese
English
特集 外科医が知っておくべき最新のゲノム医療
II. 各論
3.胃癌のゲノム医療
Genome medicine for gastric cancer
谷島 聡
1
,
鈴木 隆
1
,
大嶋 陽幸
1
,
島田 英昭
2
S. Yajima
1
,
T. Suzuki
1
,
Y. Oshima
1
,
H. Shimada
2
1東邦大学医療センター大森病院消化器センター外科
2同大学院消化器外科・臨床腫瘍学
キーワード:
胃癌ゲノム
,
EBV
,
p53
,
HER2
,
EGFR
,
KRAS
Keyword:
胃癌ゲノム
,
EBV
,
p53
,
HER2
,
EGFR
,
KRAS
pp.1214-1217
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1214
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胃癌ゲノム分類に特徴的な分子異常が治療標的として有用であり,分子標的薬剤のみならず既存の抗癌薬についても治療効果予測が可能となりつつある.ただし,ゲノム解析データは有用であるが胃癌は多様な細胞成分を有しているため,単独分子で治療戦略を選択することはむずかしいことに注意が必要である.今後の臨床試験では,あらかじめ対象症例の遺伝子プロファイルによって前層別して治療効果を比較するなどの工夫が必要となるであろう.
© Nankodo Co., Ltd., 2018