Japanese
English
脊柱変形up-to-date Ⅲ.成人脊柱変形
3.手術療法
2)矯正手技の工夫
骨粗鬆症性椎体骨折に対するvertebral body stentingの適応と限界
-――前方開大手技の有用性
Results of vertebral body stenting for osteoporotic vertebral fractures and anterior expansion procedure
松木 健一
1
,
星野 雅洋
2
K. Matsuki
1
,
M. Hoshino
2
1苑田第二病院リハビリテーション科
2苑田会東京脊椎脊髄病センター
1Dept. of Rehabilitation, Sonoda Second Hospital, Tokyo
キーワード:
VBS
,
anterior expansion procedure
,
vertebral fracture
Keyword:
VBS
,
anterior expansion procedure
,
vertebral fracture
pp.157-162
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei87_157
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
は じ め に
高齢化社会は現在も進行しており,骨粗鬆症性椎体骨折は増加している.骨粗鬆症では明らかな外傷歴がない,いわゆる「いつのまにか骨折」が多く存在し,これらの病態の啓蒙活動により早期診断,治療が行われるようになった.しかし治療法に関してはいまだ確立されておらず,椎体圧潰による後弯変形や偽関節による腰痛残存のため日常生活動作(ADL)が著しく低下することも少なくない1).
このような症例に対して低侵襲かつ確実に整復をするというコンセプトにおいて,ステントを使用する椎体形成術であるvertbral body stenting(VBS)[Johnson & Johnson社]は非常に有効である2).しかし,VBSの術後に後弯変形に移行する症例も散見される.椎体内でステントを拡張することで,より確実に椎体内からの整復が可能とはなったが,本研究ではさらに術後の後弯変形を防止するために,VBSにおける前方開大,前方留置手技を考案3)し,その適応と限界について考察した.

© Nankodo Co., Ltd., 2025