Japanese
English
骨・軟部腫瘍のマネジメント(その2) Ⅴ.再建法,その他
4)その他
ナビゲーション支援下骨・軟部腫瘍手術
Computer assisted navigation surgery for bone and soft tissue tumors
家口 尚
1
,
星 学
2
,
大戎 直人
2
,
伴 祥高
2
,
高松 聖仁
3
,
中村 博亮
2
M. Ieguchi
1
,
M. Hoshi
2
,
N. Oebisu
2
,
Y. Ban
2
,
K. Takamatsu
3
,
H. Nakamura
2
1生長会府中病院整形外科
2大阪市立大学大学院整形外科
3淀川キリスト教病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Seichokai Fuchu Hospital, Izumi
キーワード:
navigation
,
bone tumor
,
sarcoma
,
resection
Keyword:
navigation
,
bone tumor
,
sarcoma
,
resection
pp.130-134
発行日 2021年10月25日
Published Date 2021/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei80_130
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は じ め に
コンピュータ技術の進歩により,各種画像技術とそれをナビゲーション手術として直接治療に用いる試みが,1990年ごろから脳神経外科領域から始まった.時を移さず整形外科でも脊椎外科と関節外科へ導入された.骨・軟部腫瘍手術へは2004年の脊椎腫瘍への応用が最初である1).われわれも2006年から骨・軟部腫瘍手術に症例を選んでナビゲーション支援下手術を行ってきた.当初は,術前CT撮影時に皮膚マーカーを貼り付けてマッチングさせる方法を行っていた2).しかし,2013年に現在使用している術中CTナビゲーションシステム(intra-operative CT navigation system)が淀川キリスト教病院で使用可能となった.
本稿では,過去15年間のナビゲーション使用経験をもとに,骨・軟部腫瘍手術における術中ナビゲージョン使用の利点や欠点と今後の展望について報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020