Japanese
English
スポーツ傷害の予防・診断・治療 Ⅱ.部位別各論
2.肩
アスリートにおける外傷性腱板疎部損傷に対する関節鏡視下手術の成績
Clinical outcome of rotator interval repair for rotator interval lesion in athletes
四本 忠彦
1
T. Yotsumoto
1
1京都九条病院関節・スポーツ整形外科
1Dept. of Joint and Sports Orthop. Surg., Kyoto Kujo Hospital, Kyoto
キーワード:
rotator interval lesion
,
arthroscopy
,
athlete
Keyword:
rotator interval lesion
,
arthroscopy
,
athlete
pp.125-128
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei73_125
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は じ め に
腱板疎部(RI)は肩関節の緩衝部位であるとともに,抵抗減弱部位と考えられている.信原は,傷害によるこの部位の疾患を腱板疎部損傷(RIL)と報告した1,2).その後多くの報告がなされ,現在ではRILは,上関節上腕靱帯(superior glenohumeral ligament:SGHL)あるいは中関節上腕靱帯(middle glenohumeral ligament:MGHL)の損傷が本態と考えられている3).発症原因の40%は外傷であり,45%がスポーツおよびオーバーユースなどによる小外傷とされている.われわれは,アスリートにおける保存的治療に抵抗するRILに対し,関節鏡視下手術を行い良好な成績を得たので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018