Japanese
English
鏡視下手術の進歩――小関節から脊椎まで Ⅵ.膝関節
半月板損傷に対する関節鏡視下手術
Arthroscopic surgery for meniscal injury
西森 誠
1
M. Nishimori
1
1広島市立安佐市民病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Hiroshima City Asa Citizens Hospital, Hiroshima
キーワード:
arthroscopy
,
meniscal tear
,
centralization
,
high tibial osteotomy
Keyword:
arthroscopy
,
meniscal tear
,
centralization
,
high tibial osteotomy
pp.183-187
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei77_183
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は じ め に
半月板切除術後に膝関節症性変化を生じることが報告され1),半月板温存の重要性が認識されている.近年,関節鏡手術手技の進歩や新たな手術手技の開発がなされ,その技術をサポートする手術器具の開発,発展に伴い,以前までは切除術の対象になっていた半月板損傷や断裂が修復術の対象となり,“save the meniscus” の理念のもと,可能である限り半月板を温存させ,再機能化させることが可能になってきている.本稿では,当科で行っている半月板損傷に対する修復,再機能化に向けた治療法について解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020