足関節・足部疾患の最新治療
疾患各論 外傷・スポーツ障害 足関節骨折 足関節周辺骨折に対する創外固定器による一時的固定の治療成績
橋本 国彦
1
,
大野 一幸
,
久我 研作
,
行方 雅人
,
岩名 大樹
,
大澤 良之
1大阪大学 大学院整形外科
キーワード:
骨折固定法
,
内固定法
,
骨ネイル
,
骨板
,
術後合併症
,
足首損傷
,
Ilizarov法
,
治療成績
,
補綴関連感染症
,
足関節骨折
Keyword:
Bone Nails
,
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Fracture Fixation
,
Postoperative Complications
,
Ankle Injuries
,
Prosthesis-Related Infections
,
Ilizarov Technique
,
Treatment Outcome
,
Ankle Fractures
pp.174-177
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297882
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脛骨遠位~足関節周辺骨折に対して創外固定器による一時的固定を行った後、2期的に内固定した10例(男性5例、女性5例、平均年齢64.9歳)の治療成績について検討した。その結果、1)受傷からの平均観察期間は313日で、全例で骨癒合が得られていた。2)受傷日から創外固定器装着までの期間は平均2.5日で、創外固定器装着期間は平均9.6日であった。尚、7日以内は3例であった。3)脛骨骨折の内固定方法はスクリュー固定が3例、プレート固定が3例、髄内釘固定が4例であった。全例で待機期間をおかず、抜去後内固定が行われていた。3)術後合併症は3例で生じていた。内訳は皮膚壊死、遅延性感染、深部感染が各1例ずつであった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016