足関節・足部疾患の最新治療
疾患各論 外傷・スポーツ障害 足関節骨折 軟部組織損傷を伴う足関節周辺骨折は創外固定を用いた靱帯性整復によりどこまで閉鎖的に整復可能か
野坂 光司
1
,
宮腰 尚久
,
山田 晋
,
永澤 博幸
,
齊藤 英知
,
木島 泰明
,
土江 博幸
,
湯浅 悠介
,
島田 洋一
1秋田大学 大学院整形外科
キーワード:
牽引(整形外科)
,
骨折固定法
,
靱帯
,
後向き研究
,
治療成績
,
軟部組織損傷
,
治療までの期間
,
足関節骨折
Keyword:
Fracture Fixation
,
Ligaments
,
Retrospective Studies
,
Traction
,
Soft Tissue Injuries
,
Treatment Outcome
,
Time-to-Treatment
,
Ankle Fractures
pp.186-188
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297885
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
リング型創外固定を使用した足関節周辺骨折24例を対象に、これらを観血的整復群6例と閉鎖的整復群18例に分け比較検討した。その結果、1)術前待機期間は観血的整復群で平均6.7日、閉鎖的整復群で平均8.6日と、両群間で有意差を認めなかった。2)骨折部転位距離は観血的整復群が平均35.5mm、閉鎖的整復群が平均13.6mmと、閉鎖的整復群で有意に小さかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016