整形外科の手術手技-私はこうしている
下肢 足関節 スポーツ選手の腓骨筋腱脱臼に対する縫合糸アンカーを用いた支帯修復術
今井 宗典
1
,
山崎 哲也
,
明田 真樹
,
齋藤 知行
1横浜南共済病院 整形外科
キーワード:
腱損傷
,
足関節
,
脱臼
,
腓骨筋
,
運動選手
,
スーチャーアンカー
Keyword:
Ankle Joint
,
Joint Dislocations
,
Tendon Injuries
,
Suture Anchors
,
Athletes
pp.135-138
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040702
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スポーツ選手の腓骨筋腱脱臼に対する縫合糸アンカーを用いた支帯修復術について検討した。腓骨筋支帯修復術を行った13例13足を対象とした。スポーツ種目はバスケットボールと野球が3例、サッカーが2例で、その他が5例であった。初回受傷が明らかであったのは12例で、受傷から診断までは平均3.6ヵ月、受傷から手術までの期間は平均7.4ヵ月であった。受傷機転は内がえし捻挫が4例、外がえし捻挫が3例、着地の踏ん張りによるものが3例、不明が2例であった。手術時間は平均43分で、術後再脱臼を認めた症例はなかった。軽度の創部違和感を2例で認めたが、全例でスポーツ復帰した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014