発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014042068
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症例は21歳男性で、大学の陸上部の長距離走選手で長距離走時に右脚関節外側部痛が出現し、徐々に引っかかり感が生じるようになった。MRIにて短腓骨筋腱(PB)の前方偏位および扁平化および長腓骨筋腱(PL)・PBの後内側に腱性部分を認めたため、第4腓骨筋を伴ったPB縦断裂と診断し手術を行った。PBの断裂片は全幅の1/3であったことから断裂片と共に第4腓骨筋を切除した。術後経過は良好で、手術から18ヵ月経過した現在、右足関節の引っかかり感や疼痛も無く、競技への完全復帰も可能となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013