整形外科の手術手技-私はこうしている
その他 長管骨偽関節に対するIlizarov創外固定器を用いた圧迫骨接合術
野澤 大輔
1
,
山崎 正志
1筑波大学 整形外科
キーワード:
外固定器
,
偽関節
,
骨折固定法
,
上腕骨骨折
,
大腿骨骨折
,
Ilizarov法
Keyword:
Femoral Fractures
,
Fracture Fixation
,
Humeral Fractures
,
Pseudarthrosis
,
External Fixators
,
Ilizarov Technique
pp.15-19
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040675
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長管骨偽関節に対するllizarov創外固定器を用いた圧迫骨接合術について検討した。長管骨偽関節9例を対象とした。大腿骨骨幹部1例、上腕骨頸部2例、上腕骨骨幹部5例、上腕骨遠位部1例で、保存的治療や手術的治療後の偽関節であった。創外固定装着までの期間は6ヵ月~10年で、平均3年2ヵ月であった。1例は感染、ほかの症例は初回治療の固定性不良が原因と考えられた。1例を除き骨癒合が得られ、骨癒合率は89%であった。癒合例の創外固定装着期間は平均153日で、骨移植を要した症例はなかった。ピン周囲感染を77、8%に認めたが、ほとんど経口抗菌剤などで軽快した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014