小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
保存的治療の進歩 四肢 小児肘内障に対する前腕回内整復法に関する治療成績 従来法との比較による有用性の検討
森川 圭造
1
,
船橋 重喜
,
辻 太
1森川整形外科医院
キーワード:
X線診断
,
回内運動
,
四肢
,
前腕
,
肘関節
,
スプリント
,
治療成績
,
肘内障
Keyword:
Forearm
,
Extremities
,
Elbow Joint
,
Pronation
,
Radiography
,
Splints
,
Treatment Outcome
pp.63-66
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039850
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小児肘内障に対して前腕回内整復法を行った41例(前腕回内群)の治療成績を、従来法で整復した43例(従来群)と比較検討した。その結果、整復の初回成功率は、前腕回内群で73.9%、従来群で55.8%と、前腕回内群で成功率が高い傾向にあった。整復に要した回数は、前腕回内群で平均1.2回、従来群で平均1.59回と、前腕回内群で少ない傾向にあった。整復の最終成功率は、前腕回内群で86.9%、従来群で86.1%と、両群ともほぼ同様な成功率であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013