運動器疾患の画像診断
MRI診断 その他 骨粗鬆症性椎体骨折新鮮例に対するMRI画像評価
松木 健一
1
,
星野 雅洋
,
徳橋 泰明
,
松崎 浩巳
1苑田第二病院 リハビリテーション科
キーワード:
画像強調
,
MRI
,
脊椎骨折
,
骨折-骨粗鬆症性
,
STIR法(MRI)
Keyword:
Image Enhancement
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Spinal Fractures
,
Osteoporotic Fractures
pp.146-153
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2013043396
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近年の高齢化に伴い、明らかな外傷なく発症する骨粗鬆症性椎体骨折が増加しており、このような症例では、骨折による腰痛を主訴に受診してきた場合、その骨折が新鮮骨折か陳旧骨折かの判断に苦慮することがある。そこで今回、当院で2000~2011年に診療した椎体新鮮骨折140例のMRI画像を分析することにより新鮮骨折の特徴的所見について検討した。その結果、T1強調画像は全例が「低信号」であり、脂肪抑制T2強調画像は84%の症例が「中~広範囲の高信号」であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012