特集 高齢者脊椎疾患の診断・治療の最近の進歩
骨粗鬆症性 新鮮骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)に対する保存療法
船山 徹
1
,
安部 哲哉
,
塚西 敏則
,
柴尾 洋介
,
山崎 正志
1筑波大学 医学医療系整形外科
キーワード:
安静
,
季節
,
骨粗鬆症
,
脊椎骨折
,
発生率
,
Teriparatide
,
体幹装具
,
エレクトロキモグラフィー
,
服薬アドヒアランス
,
骨折-骨粗鬆症性
,
保存的療法
,
脊椎不安定症
Keyword:
Conservative Treatment
,
Bed Rest
,
Electrokymography
,
Osteoporosis
,
Seasons
,
Incidence
,
Spinal Fractures
,
Teriparatide
,
Medication Adherence
,
Osteoporotic Fractures
pp.125-134
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017405464
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Summary
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVF)に対し,筆者らは「原則として 入院,2 週間の厳密な床上安静後に,ジュエット型硬性体幹装具を用いて離床を開始する」という 筑波大学方式の統一プロトコルによる保存療法を行っている。これにより,手術に至る症例は約 10%と低率であり,遅発性麻痺の発生は皆無であった。また,初診時の立位・仰臥位単純X線側面 動態撮影は椎体不安定性の定量評価が可能であり,保存療法抵抗性評価の一助として有用である。
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