肩関節・肩甲帯部疾患 病態・診断・治療の現状 治療 保存的治療と手術的治療の現状
骨折と脱臼 鎖骨骨折 鎖骨骨幹部骨折の治療戦略 アスリートにおける確実な早期復帰をめざして
上本 宗唯
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1かみもとスポーツクリニック
キーワード:
内固定法
,
骨板
,
スポーツ障害
,
超音波療法
,
最小侵襲手術
,
サッカー
,
フットボール
,
高校生
,
鎖骨骨折
,
柔道
,
運動選手
,
肩装具
Keyword:
Bone Plates
,
Athletic Injuries
,
Football
,
Fracture Fixation, Internal
,
Soccer
,
Ultrasonic Therapy
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Athletes
pp.52-56
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2011070016
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当院ではアスリートの鎖骨骨幹部骨折に対し、より確実な早期復帰をめざす治療戦略として、骨膜の連続性が保たれているか否かで別々の治療法を施行している。すなわち、骨膜の連続性が保たれている皮質の横径以下の転位例に対しては低出力超音波治療器を用いて保存的治療を行い、骨膜の連続性が絶たれた皮質の横径以上の転位例にはlocking compression plateを用いたminimally invasive plate osteosynthesisによる手術的治療を行っている。良好な成績が得られているのでその詳細について報告した。
©Nankodo Co., Ltd., 2010