肩関節・肩甲帯部疾患 病態・診断・治療の現状
診断 各種疾患の現在の画像診断法 Bankart損傷に合併した上方関節唇損傷に対するMR関節造影法の有用性
糸魚川 善昭
1
,
山本 宣幸
,
佐野 博高
,
井樋 栄二
1東北大学 整形外科
キーワード:
肩関節脱臼
,
感度と特異度
,
関節鏡法
,
関節造影
,
MRI
,
反復性脱臼
,
肩関節唇損傷
Keyword:
Arthrography
,
Arthroscopy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Shoulder Dislocation
,
Sensitivity and Specificity
pp.46-49
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2011070015
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関節鏡検査でBankart病変を認め、かつ上方関節唇損傷(SLAP損傷)の有無を確認しえた35例を対象に、SLAP損傷診断におけるMR関節造影法(MRA)の有用性について検討した。その結果、MRAによるSLAP損傷の診断感度は71.4%、特異度は89.3%、正確度は76.4%、陽性反応的中率は62.5%、陰性反応的中率は92.6%であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010