発行日 2005年10月11日
Published Date 2005/10/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006049577
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Kienboeck病に対する橈骨短縮術(男性2例,女性2例)においてlocking compression plate(LCP)を用いたcondylar stabilizing法を行い,臨床経過の検討と術後早期の臨床評価を行った.全例術後2~3日で月状骨の圧痛が著しく軽減し,可動域・握力も術後6週間までに術前を上回った.一方,骨硬化の改善は術後3~6ヵ月にみられ,MRI上は部分的な改善にとどまった.主婦の2例は手術創治癒後に,男性2例も術後週数で原職復帰した.Kienboeck病の主訴である疼痛は短縮術による除圧のみで術直後から軽減できると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005