発行日 2005年10月11日
Published Date 2005/10/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006049576
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対象は男性2例,女性5例,平均年齢59歳で,Lichtman分類はstageIIIB 4例,stageIV 3例であった.手術はまず手関節包を切開して月状骨を切除後,できた間隙に作成した腱球を挿入し,手関節背側の創を閉鎖する.次にX線透視下に手関節を末梢方向に牽引・尺屈し舟状骨をできるだけ背屈させ,経皮的にKirschner鋼線を2~3本挿入して,舟状大菱形小菱形骨間固定あるいは舟状有頭骨間固定する.9週間の仮固定で以後のcarpal height ratioの低下は認めなかったが,健側比握力が57.9%から61.6%とわずかしか改善しなかったため臨床成績に影響を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2005