発行日 2005年4月11日
Published Date 2005/4/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2005176245
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β-リン酸三カルシウム(β-TCP)を移植した316症例について検討した.骨形成は,感染と骨腫瘍の再発を除いた311例にみられた.β-TCPの吸収は術後数週より周囲から始まり,骨に置換される期間はβ-TCPの量,年齢,骨の種類に影響された.骨生検では新生骨表面に多数の骨芽細胞を認め,骨とβ-TCPは直接接していた.ハイドロキシアパタイトはほとんど吸収されないこと,リン酸カルシウムセメントはある程度の吸収がみられることなど,症例の年齢,各補填材料の特性を理解したうえでの使用が重要であると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2005