発行日 2004年10月25日
Published Date 2004/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2005029228
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健常者15例15膝(男10膝,女5膝,平均29.6歳)を対象に,ストレスMRI撮像を行った.内反ストレスにより外側関節面が,外反ストレスにより内側関節面が離開し,屈曲gapは各々6.8mm,2.1mmであった.中間位を基準とすると,内反ストレス下では7.3°外側が開大し,外反ストレス下では2.6°内側が開大していたことより,屈曲gapは4.7°長方形から逸脱していると推定された.次に,ストレスMRI撮像後2~14ヵ月に牽引ストレス下での大腿骨顆部X線軸写撮影を行った.1.5kgの牽引により関節裂隙が開大し,外側関節面の開大がより大きかった.屈曲gapの長方形からの逸脱度は3.8°であった.屈曲gapの形状の評価において,ストレスMRIと大腿骨顆部軸写像で得られた結果との間には相関係数0.704の良好な相関を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004