発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008366087
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膝関節の半月板損傷や靱帯損傷の診断目的で撮像された膝関節のMRIデータを用いて、膝関節の骨格形態の計測を行った。対象は503膝で、男200例、女303例、撮像時15~87(平均49.5)歳であった。計測の結果、大腿骨の前後径(FL)と大腿骨の横径(FW)、脛骨の前後径(TL)と脛骨の横径(TW)は正の相関を示したが、ばらつきが大きかった。また、前後径/横径は大腿骨、脛骨とも、横径に対して負の相関を示し、大腿骨の横径が大きくなるにしたがって骨切り予想面の扁平化がすすんでおり、この扁平化は脛骨においても認めたが大腿骨ほど顕著でなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2008