発行日 2004年10月25日
Published Date 2004/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2005029226
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後外側回旋不安定性を認めた12例12膝において,徒手検査によるgrade判定に基づき6膝(男4膝,女2膝,20~35歳:A群)にheel upの足底板とヒンジ付き軟性装具による保存治療を,他の6膝(全例男,23~37歳:B群)に後外側支持機構修復術を施行した.A群は8~24ヵ月の経過で1膝で徒手検査4項目全て改善,1膝で3項目が改善したが,他の4膝は殆ど改善しなかった.B群は術後8~31ヵ月で,全例に改善を認めたが,3例はadd testが陰性にならず,軽度の外反不安定性が残存した.heel gaitテストは治療前全例陽性であったが,A群の1例を除き陰性となった.内反ストレスX線像の患健側差は,A群が平均1.8mmから1.3mmに,B群は3.2mmが1.3mmに改善した.JOAスコアはA群が55.2点から76.3点に,B群は45.7点が81.1点に改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2004