発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208713
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
単純X線像で頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)を認めたOPLL群:41例(分節型15例,混合・連続型26例)を対象に,OPLLを認めず,リンパ球機能に影響する疾患のない42例を対照群として,骨代謝関連サイトカイン及び末梢リンパ球機能について比較検討した.その結果,抗CD3抗体刺激によるT細胞の増殖は,対照群よりOPLL群の方が低く,また,混合・連続型は分節型より低値を示した.血清中TGFβ-1濃度及び血清中b-FGF濃度は共に対照群よりOPLL群の方が高く,混合・連続型も対照群より高値を示し,分節型と対照群は同程度の値であった.末梢リンパ球の増殖反応は頸椎骨化椎体数と負の相関を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004