発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2003136908
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東京医科歯科大学病院,同愛記念病院,川口工業総合病院の3施設で1985~1995年に高位脛骨骨切り術を行い3年以上経過が追えた55例73膝の成績について報告した.三大学試案膝関節評価法での合計点は術前平均64.9点から最終調査時84.1点に改善し,とくに疼痛の改善率が高かった.femorotibial angleは術前平均185°から最終時168°へと変化した.術後合併症として腓骨神経麻痺が15例(21%),表在性感染が3例で生じ,骨癒合遅延は5例(6.7%)に認めた.5年生存率は91%,10年生存率は82%であった.成績不良因子として「屈曲拘縮が10°以上」「矯正不足」等が抽出された.また,Giebelプレート固定群はドーム型骨切り創外固定群に比べて有意に生存率が低かった
©Nankodo Co., Ltd., 2002