発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2003136906
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内側型の変形性膝関節症に対して標記骨切り術を受け10年以上経過した27例38膝の成績について調査した.JOAスコアは術前58.8±11.6点が術後最終調査時80.5±12.9点に改善した.項目別にみると疼痛・歩行能と腫脹が著しく改善したのに対して疼痛・階段昇降能と可動域は殆ど変化がみられなかった.関節症性変化については,内側大腿脛骨関節では術後10年経過しても術前よりは改善しているものの,内外側とも術後少しずつではあるが経時的に進行していた.しかしこの間,下肢アライメントは維持されていた.術後成績には関節の側方動揺性が深く関与すると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2002