認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ 認知症医療のブレイクスルー
Alzheimer病の疾患修飾薬の開発状況 米国での研究の枠組みを学んで
井原 涼子
1
1東京大学医学部附属病院 早期・探索開発推進室
キーワード:
Alzheimer病
,
Amyloid Beta Peptides
,
抗認知症剤
,
新薬開発
,
Beta-Site APP Cleaving Enzyme 1
Keyword:
Alzheimer Disease
,
Amyloid beta-Peptides
,
Nootropic Agents
,
Drug Discovery
pp.193-197
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338849
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
現在臨床開発が進んでいる主な疾患修飾薬は抗Aβ抗体とBACE1阻害薬である.バイオマーカーを用いて被験者を選択することによって,治験の対象はADからMCI,さらにはプレクリニカルADへと早期化している.総力をあげた治験により,まずはアミロイド仮説の証明を目指す.それにより,将来はテーラーメイド医療が可能になるか期待されている.
©Nankodo Co., Ltd., 2017