発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017319397
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75歳男性。肺M.intracellulare症の経過観察中に腎不全が進行し、透析導入目的で入院となった。入院時に間欠熱と腰痛を認めたため腹部CTやMRIを施行したが、感染を示唆する所見は認められず、血液・尿培養の結果も陰性であった。経過中に再検した腹部CTで第4・5腰椎の骨破壊像を認めたため腰椎MRIを施行し、T2脂肪抑制像でL4/5椎間板に高信号を認めた。診断・治療目的で椎間板ドレナージを施行し、抗酸菌培養とPCR法でM.intracellulareが検出されたことから、結核性椎間板炎と診断した。抗菌薬はSTFX・EB・CAMが有効であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2017