発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016107859
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65歳女。20年前に2型糖尿病と診断され加療されていたが、3年前に通院を自己中断していた。今回、不随意運動が出現したため近医受診し、頭部CTで高吸収域を認められ、脳出血の疑いで当院に救急搬送された。随時血糖値615mg/dLと著明な高血糖を呈しており、頭部MRIのT1強調像で尾状核に高信号域を認めたことから糖尿病性舞踏病と診断した。診断後すみやかに血糖コントロールを行ったところ、ハロペリドールを投与することなく不随意運動は消失した。
©Nankodo Co., Ltd., 2016