発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015140399
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40歳代男。起床時から左筋胸部痛(吸気時および寝返りで増悪)が出現した。血液生化学検査ではALP値が上昇していた。胸椎MRIでは、Th11の黄色靱帯骨化症に施行した椎弓切除の痕跡とTh11の椎体にSchmorl結節(椎体への椎間板ヘルニア)を認めた。新たな脊柱靱帯骨化症は認めなかった。頭部X線でトルコ鞍拡大、前頭洞拡大、頭部MRIで下垂体腫瘍を認めた。更にインスリン様成長因子(IGF-1)の高値で、先端巨大症と診断した。経蝶形骨洞腫瘍摘出術により腫瘍は全摘され、経過順調である。
©Nankodo Co., Ltd., 2015