特集 ここまで明らかになった小腸疾患
小腸の検査方法 バルーン内視鏡
関谷 万理子
1
,
矢野 智則
1自治医科大学 内科学講座消化器内科学部門
キーワード:
Peutz-Jeghers症候群
,
大腸ポリポーシス-腺腫様
,
膵炎
,
肺炎-誤嚥性
,
バルーン拡張法
,
内視鏡的止血
,
小腸疾患
,
ダブルバルーン小腸内視鏡法
,
シングルバルーン小腸内視鏡法
Keyword:
Single-Balloon Enteroscopy
,
Hemostasis, Endoscopic
,
Pneumonia, Aspiration
,
Pancreatitis
,
Adenomatous Polyposis Coli
,
Peutz-Jeghers Syndrome
,
Double-Balloon Enteroscopy
pp.43-49
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020120526
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<Headline>1 バルーン内視鏡の登場により、観察と同時に処置・治療を行うことができるようになった。外科的治療を回避できる症例も増えている。2 小腸粘膜は胃や大腸と比較し脆弱であるため、内視鏡操作による合併症に特に注意が必要である。また、バルーン内視鏡で特徴的な合併症として膵炎に注意しなければならない。3 バルーン内視鏡の進歩で小腸疾患の診療は大きく進歩したが、諸検査・治療に必要な消耗品や人的コストに見合った診療報酬がいまだ設定されていない点が問題となっている。
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