消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法 内視鏡機器の進歩と活用法
極細径大腸内視鏡 オリンパス社製PCF-PQ260使用経験より
千野 晶子
1
,
岸原 輝仁
,
五十嵐 正広
1がん研究会有明病院 消化器内科
キーワード:
S状結腸疾患
,
病的狭窄
,
大腸内視鏡法
,
硬度
,
骨盤内容除去術
,
集団検診
,
術後管理
,
大腸腫瘍
,
結腸憩室
,
苦痛
Keyword:
Constriction, Pathologic
,
Colonoscopy
,
Diverticulum, Colon
,
Hardness
,
Mass Screening
,
Postoperative Care
,
Pelvic Exenteration
,
Sigmoid Diseases
,
Colorectal Neoplasms
pp.473-477
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167594
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大腸癌の罹患率増加に伴い,大腸内視鏡検査の需要増加と内視鏡検査の質の向上が期待されている.オリンパス社製のPCF-PQ260に代表される極細径大腸内視鏡は,受動彎曲部や高伝達挿入部の特性を備えているため,従来は不可能であった挿入困難例の安全な深部挿入が期待されている.さらに,苦痛を軽減できることも実証されている.極細径大腸内視鏡での苦痛なき内視鏡検査は,挿入困難例のみならずスクリーニング大腸内視鏡検査においても効率よく活用ができれば,大腸がん健診においても功を奏する可能性があると考えられる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013