新しい局面を迎えた肺癌診療
《最新の集学的治療》Superior sulcus tumorの治療
中山 優子
1
,
野中 哲生
,
溝口 信貴
,
塩見 美帆
1神奈川県立がんセンター 放射線腫瘍科
キーワード:
Pancoast症候群
,
生存率
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
ネオアジュバント療法
,
抗腫瘍プロトコール
,
放射線化学療法
Keyword:
Pancoast Syndrome
,
Survival Rate
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Neoadjuvant Therapy
,
Antineoplastic Protocols
,
Chemoradiotherapy
pp.705-708
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013010633
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・日本肺癌学会による「肺癌診療ガイドライン(2010年版)」では、肺尖部胸壁浸潤癌(SST)に対する治療アルゴリズムが示されている。・N0(リンパ節転移がないもの)、またはN1(同側肺門リンパ節転移)までの症例では、切除可能であれば、術前化学放射線療法を施行後に外科的治療を行うように勧められている。・N2(縦隔リンパ節転移)以上の症例では、原則として手術適応はなく、切除不能III期非小細胞肺癌に対する治療に準じた化学放射線療法が選択される。
©Nankodo Co., Ltd., 2012