急性腎障害(AKI)-概念の確認から、さらなる予後改善を目指して
《先進的治療》AKIにおける再生医療の可能性
石原 正行
1
,
寺田 典生
1高知大学 内分泌代謝・腎臓内科
キーワード:
自食作用
,
急性腎障害
,
尿細管
,
ミトコンドリア
,
再生医学
,
胚性幹細胞
,
iPS細胞
,
細胞脱分化
Keyword:
Autophagy
,
Kidney Tubules
,
Mitochondria
,
Regenerative Medicine
,
Cell Dedifferentiation
,
Embryonic Stem Cells
,
Acute Kidney Injury
,
Induced Pluripotent Stem Cells
pp.449-451
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012335887
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●わが国の透析患者数は約30万人に及び、移植待機期間は15年と長きにわたる。●腎臓の再生医療は、この問題を解決する手段の一つとして脚光を浴びている。その中でも尿細管再生の分子機構は、徐々にではあるが解明されつつある。●尿細管細胞には本来、再生能力が備わっている。●種々の原因で生じる尿細管障害は生命維持に直結する問題であり、障害からの回復は生命予後をも改善しうる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012