特集 オルガネラ・モデリング:ベールを脱ぐ分子設計図
オートファゴソームはどのようにして作られるのか?
吉森 保
1
1大阪大学 大学院生命機能研究科細胞内膜動態研究室
キーワード:
自食作用
,
Golgi装置
,
リソソーム
,
エンドソーム
,
細胞膜
,
小胞体
,
ミトコンドリア
,
三次元イメージング
,
電子顕微鏡トモグラフィー
,
オートファゴソーム
,
S cerevisiae APG14 Protein
,
Autophagy-Related Protein-1 Homolog
Keyword:
Autophagy-Related Protein-1 Homolog
,
Autophagosomes
,
Autophagy
,
Cell Membrane
,
Endoplasmic Reticulum
,
Golgi Apparatus
,
Lysosomes
,
Mitochondria
,
Endosomes
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Electron Microscope Tomography
,
ATG 14 Protein, S cerevisiae
pp.1171-1176
発行日 2011年10月22日
Published Date 2011/10/22
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多彩な生理的役割を持ち,重要疾患との関連が注目されている細胞機能オートファジーは,膜オルガネラであるオートファゴソームが細胞質中の分子や構造物を囲い込み,リソソームに輸送し消化させることで遂行される.他のオルガネラとは異なりオートファゴソームはアドホック(adhoc)に新たに形成され,その起源が長年論争の的となってきた.最近,オートファゴソームがどこから現れるのかについて,新たな実験結果に基づく複数の説が提唱され議論が再燃している.
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