骨・軟骨の再生
再生軟骨移植による鼻・耳変形の治療
星 和人
1
1東京大学 大学院医学系研究科感覚・運動機能医学講座外科系専攻口腔外科学
キーワード:
組織移植
,
顎疾患
,
軟骨
,
鼻疾患
,
組織工学
,
胚性幹細胞
,
iPS細胞
,
先天性小耳症
,
体細胞
,
軟骨再生
Keyword:
Cartilage
,
Jaw Diseases
,
Nose Diseases
,
Tissue Transplantation
,
Tissue Engineering
,
Induced Pluripotent Stem Cells
,
Embryonic Stem Cells
,
Congenital Microtia
pp.317-322
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2016036082
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再生医療は,先天性および後天的組織欠損に対し,細胞生物学と工学的技術を駆使し治療する先進医療として注目を集めている.顎・顔面においては,口唇口蓋裂やhemifacial microsomiaをはじめとする先天形態異常,腫瘍切除後や外傷による組織欠損,歯周病,歯の欠損などが再生医療の対象となると考えられる.顎・顔面は四肢・体幹とは異なり荷重が少なく,また大型の組織を必要としないことなどから,再生医療の早期の臨床応用が期待されている.本項では,顎・顔面の軟骨について,再生医療の現状と今後の展望を述べる.
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