薫風吹く膠原病診療-臨床を駆ける進歩の風
関節リウマチ早期治療へのグローバルアプローチ
金子 祐子
1
,
竹内 勤
1慶応義塾大学 リウマチ内科
キーワード:
感度と特異度
,
関節リウマチ
,
自己抗体
,
鑑別診断
,
分類
,
アルゴリズム
,
基準値
,
抗リウマチ剤
,
腫脹
,
早期診断
,
Cyclic Citrullinated Peptide
,
びらん
Keyword:
Algorithms
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Autoantibodies
,
Diagnosis, Differential
,
Classification
,
Sensitivity and Specificity
,
Reference Values
,
Antirheumatic Agents
,
Early Diagnosis
,
Cyclic Citrullinated Peptide
pp.565-570
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011160949
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・関節リウマチ(RA)における関節破壊は発病後2年がもっとも顕著であり、非可逆的な関節破壊進行を防止するために、早期に診断し抗リウマチ薬治療を開始することが重要である。・これまでRAの診断には、1987年分類基準が用いられてきたが、早期診断手段としての有用性は十分でなく、2010年8月、新しい分類基準が発表された。・新分類基準は感度が高い反面、鑑別診断や関節腫脹の有無に関する診療技術が要求され、また血清反応陰性の際には感度が低下するため注意が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011