関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《特殊な状態に対する配慮》 高齢者
杉原 毅彦
1
1東京都健康長寿医療センター 膠原病・リウマチ内科
キーワード:
Prednisolone
,
感度と特異度
,
関節リウマチ
,
感染
,
自己抗体
,
鑑別診断
,
日常生活活動
,
リウマトイド因子
,
Infliximab
,
Cyclic Citrullinated Peptide
Keyword:
Infliximab
,
Activities of Daily Living
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Autoantibodies
,
Diagnosis, Differential
,
Infection
,
Prednisolone
,
Rheumatoid Factor
,
Sensitivity and Specificity
,
Cyclic Citrullinated Peptide
pp.643-646
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181578
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・高齢発症のRAは若年発症と比較して、急性発症例、大関節からの発症例、リウマトイド因子陰性例、抗CCP抗体陰性例の頻度が多い。・リウマトイド因子や抗CCP抗体が陰性の高齢発症RAは、リウマチ性多発筋痛症との鑑別が困難な場合もあり、慎重に診断する必要がある。・リウマトイド因子陽性の高齢発症RAは骨破壊が進行しやすく、ステロイド療法を中心とした治療を行うと感染症のリスクを高める。・罹病期間が長く日常生活機能の低下した高齢者のRAは感染症合併のリスクが高い。
©Nankodo Co., Ltd., 2012