非専門医にもできる! リウマチ・膠原病診断 膠原病を疑う検査異常 鑑別とアプローチ
リウマトイド因子・抗CCP抗体陽性
六反田 諒
1
1聖路加国際病院 Immuno-Rheumatology
キーワード:
感度と特異度
,
関節リウマチ
,
自己抗体
,
鑑別診断
,
病歴聴取
,
免疫学的検査
,
リウマトイド因子
,
Cyclic Citrullinated Peptide
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Autoantibodies
,
Diagnosis, Differential
,
Immunologic Tests
,
Medical History Taking
,
Rheumatoid Factor
,
Sensitivity and Specificity
,
Cyclic Citrullinated Peptide
pp.243-245
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017162614
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リウマトイド因子は関節リウマチに感度が高い一方で特異度が低いという欠点があった.抗CCP抗体はリウマトイド因子と同程度の感度がありながら,特異度が高い抗体である.関節症状を有する場合には両抗体ともに早期診断に有用であるが,無症候性者ではRF陽性の意義は乏しい.一方で抗CCP抗体陽性は無症候者であっても近い将来のRA発症を強く示唆する所見である.
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