発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010028535
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41歳男性。患者は高熱および頭痛を主訴に近医を受診、髄液検査にて細胞数の上昇を指摘され、著者らの施設へ精査入院となった。血液生化学検査では軽度の炎症が認められたが、その他異常所見はなく、髄液HSV-DNAや髄液ウイルス検査、脳CTおよびMRIでも異常所見はみられず、無菌性髄膜炎と診断された。患者は今回の入院を含めて過去10年間に5回の無菌性髄膜炎を繰り返し発症したが、いずれも後遺症なく経過しており、臨床経過よりMollaret髄膜炎と考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2009