特集 ワクチンと皮膚病
臨床例
インフルエンザワクチン接種後、多形紅斑と無菌性髄膜炎を生じた症例
高橋 道央
1
,
宇賀神 つかさ
,
高山 かおる
,
井川 健
,
横関 博雄
1東京医科歯科大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
インフルエンザワクチン
,
Sweet症候群
,
抗感染剤
,
紅斑-多形性
,
鑑別診断
,
髄膜炎-無菌性
,
予防接種
,
補液療法
Keyword:
Anti-Infective Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Fluid Therapy
,
Erythema Multiforme
,
Meningitis, Aseptic
,
Influenza Vaccines
,
Vaccination
,
Sweet Syndrome
pp.1149-1152
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015074194
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<症例のポイント>現在、本邦で用いられているインフルエンザワクチンは不活化スプリットワクチンで副反応が少ないとされる。インフルエンザワクチン接種後に多形紅斑と無菌性髄膜炎をきたした症例を経験した。添加物によるアレルギーまたはワクチンの副反応が全身性に生じた可能性を考えた。
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