肝癌撲滅最前線
診断 超音波による肝癌早期診断法
森 秀明
1
1杏林大学 医学部第三内科
キーワード:
肝炎-B型
,
肝炎-C型
,
肝細胞癌
,
超音波診断
,
肝線維症
,
早期診断
Keyword:
Hepatitis B
,
Hepatitis C
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Cirrhosis
,
Ultrasonography
,
Early Diagnosis
pp.637-640
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009341882
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日本肝臓学会で発行している『慢性肝炎の治療ガイド2008』によれば、超音波検査は、簡便かつ非侵襲的でありながら、肝細胞癌の早期診断にもっとも役立つ検査であると述べられている。超音波検査はリアルタイムに画像が得られ、結果がその場で判定できることから腹部領域の診断上、欠くことのできない検査法となっているが、正確な診断を行うためには、体位変換や呼吸の調節を行い最適な条件下で観察を行うこと、肝細胞癌における超音波所見のポイントを十分理解したうえで検査にあたること、が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009