肝硬変-診断と治療の進歩
肝硬変の成因別実態
道堯 浩二郎
1
,
徳本 良雄
,
日浅 陽一
,
恩地 森一
1愛媛県立中央病院 消化器病センター
キーワード:
肝炎-B型
,
肝炎-C型
,
肝炎-アルコール性
,
肝硬変
,
肝硬変-胆汁性
,
肝細胞癌
,
性因子
,
肝疾患-非アルコール性脂肪性
,
地域差
Keyword:
Hepatitis B
,
Hepatitis C
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Cirrhosis
,
Liver Cirrhosis, Biliary
,
Hepatitis, Alcoholic
,
Sex Factors
,
Non-alcoholic Fatty Liver Disease
pp.403-408
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014161241
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本邦における肝硬変の成因とその変遷,臨床像について概説した.成因別頻度は,B型が12~14%,C型が約60%,アルコール性が約15%で,2008年の調査で原発性胆汁性肝硬変は2.4%,NASHは2.1%,自己免疫性肝炎は1.9%であった.非B非Cは,1998年の調査で21.8%であったのに対し,2008年は24.0%,2011年は26.0%と増加傾向であった.とくにNASHは2011年の調査では約4%であり,急増していることが推察された.肝癌合併非B非C肝硬変の成因は,アルコールが50%,NASHが20%を占めた.
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