GERD診療の最前線 胃酸逆流への対応
GERDの治療 GERD患者への食事・生活指導 何をしたらGERDはよくなる?わるくなる?
足立 経一
1
,
三木 雅治
,
越野 健司
,
安積 貴年
,
古田 賢司
,
木下 芳一
1島根大学 消化器・肝臓内科学
キーワード:
胃食道逆流
,
栄養指導
,
生活指導
Keyword:
Gastroesophageal Reflux
pp.623-626
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007018835
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
食生活の欧米化は日本人におけるGERD患者増加の一因となっている。過食、就寝前の食事、食直後の運動、高蛋白・高脂肪食、飲酒、コーヒー、緑茶などは、種々の機序によりGERDを増悪させる。肥満、前かがみの姿勢、重いものを持ち上げる、コルセットや帯の着用などにより腹圧が上昇するとGERDは増悪する。Ca拮抗薬、亜硝酸薬、キサンチン製剤、β刺激薬、プロゲステロン製剤、向精神薬、抗コリン薬などの合併症に対する薬物治療もGERDを増悪させる。
![](/cover/first?img=J00974.2007018835.png)
©Nankodo Co., Ltd., 2006