発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007007025
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造血幹細胞移植後に問題となるウイルス感染症は多岐にわたる.自家造血幹細胞移植に比べ同種造血幹細胞移植後においてその頻度は高く,問題となる.CMV感染症,とくに肺炎はpre-emptive therapyにより効果的に予防が可能となっているが,胃腸炎や網膜炎の発症は引き続きみられ,pre-emptive therapyの限界と考えられる.HHV-6は同種臍帯血移植後にその再活性化頻度が高く,中枢神経感染症が予後不良であり注意が必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2006