発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007007014
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同種末梢血幹細胞移植は,急速に普及しつつある.同種骨髄移植と比較して明らかなことは,同種末梢血幹細胞移植のほうが, 1)移植片中の造血幹細胞およびリンパ球が多い, 2)移植後の造血回復が早い, 3)慢性移植片対宿主病が多い,の3点である.原疾患とそのリスクにより,幹細胞源として骨髄と末梢血のいずれを選択するのがより適切か,異なる可能性がある.同種骨髄移植と同種末梢血幹細胞移植の特徴を明らかにするためには,本邦での臨床試験を適正に行う必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2006